未経験歓迎って本当?向いている人・向いていない人の特徴と体験談

タイトル 就職・転職
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三十路フリ太郎
三十路フリ太郎

フリーターから就職するには「未経験歓迎」の求人を選べばいいんだね!

ともふみ
ともふみ

ちょっと待って!確かに採用はされやすいけど、企業選びには注意が必要やで!

 

“未経験歓迎”と書かれた求人。職歴が浅い人や社会人経験がない人にとって、希望の光のように見える言葉かもしれません。実際に私もそうでした。

でも実際には、その言葉の裏にある企業の本音や、仕事の現場には、期待と現実のギャップが潜んでいることも少なくありません。

この記事では、

  • 「未経験歓迎」が本当に意味すること
  • 向いている人/向いていない人の特徴
  • 実際に未経験歓迎求人で良い職場に出会えた人、ブラック企業に入ってしまった人の体験談
  • ブラック求人の見抜き方

を具体的に紹介していきます。記事の最後には、未経験特化の転職エージェント情報も掲載しています。ぜひ最後までご覧ください。


■ 「未経験歓迎」は希望の光?それとも落とし穴?

「未経験歓迎」の求人を見かけることは多いです。

業種も業界もさまざまで、中にはそこそこの高待遇の企業もあります。私のように職歴も経験もスキルもない人間に「この会社ならいけるかも・・・」と淡い夢を見ることになります。

しかしながら、現実は甘くありません。未経験歓迎の求人には、当然「罠」も仕掛けられています。

まずは採用側が「未経験歓迎」を謳う理由を考えていきましょう。

 

①教育を前提に採用する

これは私たちが最も見つけたい会社の一つ。未経験の社員を一から教育し、中長期的な視点で戦力に育てていくパターン。即戦力ではなく育成前提なので、年齢制限がきつい場合もある。

新卒採用などがまさにこのパターン、採算度外視で新人を採用しコストをかけて経験を積ませ、後に企業の中核を担う人材を育成する。

 

②未経験でもできる仕事

未経験でもできる仕事を「未経験歓迎」と表記するパターンも多いです。
未経験でもできる仕事って何?と言われると非常に難しいですが、例えば清掃業や力仕事など、特別なスキルを必要としない職業です。

 

③未経験でもいいから人手が欲しい企業

どの業界でも人材不足が問題視されていますが、特に建設業や運送業、倉庫業などは顕著です。
とにかく頭数が欲しいから採用のハードルを下げているのです。①と発想は似ていますが、異なるのは年齢層。①では新卒から30歳ぐらいまでが限界でしょう。ですがこちらの場合は年齢を問わないこともあります。
運送業では「免許を持っていれば未経験でもOK!」など、条件が緩くなることもしばしば。

 

④本当に誰でもいいから兵隊が欲しい

最後は最悪なパターン。とにかく手駒が欲しいと考えている企業。
時間外労働も休日出勤も当たり前。教育的指導と言う名の暴力や暴言は日常茶飯事。100人採用して1人残ればラッキーぐらいの感覚です。

■ 未経験歓迎求人が向いている人・向いていない人

向いている人の特徴

  1. 新しい環境に飛び込む覚悟がある
  2. 人から学ぶ姿勢がある(素直に吸収できる)
  3. 体力的・精神的に一定のタフさがある(特に接客・営業系)
  4. キャリアよりまず“正社員として働きたい”意志がある
  5. 職場の人間関係にも柔軟に対応できる

向いていない人の特徴

  1. 最低限の報連相すら苦手・不安が強い
  2. 「楽な仕事がいい」と思っている(未経験歓迎でも楽とは限らない)
  3. 一人で黙々と作業したいタイプ(未経験求人はチームワーク重視が多い)
  4. 将来のキャリア設計が固まっており、それに合わない求人を選んでしまう

■ 体験談:未経験歓迎求人で実際にどうだった?

【成功】:未経験から人材業界へ。働きながら成長できたAさん(26歳/元コンビニバイト)

大学卒業後はフリーターをしていましたが、「このままじゃまずい」と思い、未経験OKの人材系営業にチャレンジ。

入社前に1ヶ月の研修があり、トークスクリプトやビジネスマナーもゼロから教えてもらえたのが安心でした。

はじめはついていくのが精一杯でしたが、半年後には成績も安定し、今では後輩の指導も任されています。正直、怖かったけど飛び込んでよかったです!

【失敗】:「未経験OK」に釣られて飛び込み営業に…すぐに退職したBさん(28歳/元アパレル販売)

「学歴不問・未経験歓迎・月収35万以上可」に惹かれて応募した営業会社。

研修もなく、いきなり現場に放り込まれ、飛び込み営業を1日100件。

成果が出なければ基本給すらもらえず、上司からのプレッシャーも強烈。精神的にも体力的にも続かず、3ヶ月で退職。

求人内容と現実のギャップにショックを受けました…。


■ ブラックな「未経験歓迎求人」を見分けるポイント

  1. 募集背景が”常に募集”になっている
    •  常に人が辞めて補充している証拠
  2. 具体的な仕事内容が書かれていない
    • 「夢」「成長」「可能性」など抽象的なワードばかり
  3. 給料が不自然に高すぎる(未経験なのに月給35万以上、年収1000万など)
  4. 企業名や業務内容を隠す求人(非公開ばかり)
  5. 面接前に仕事内容を話そうとしない企業

■ どうすれば安心して未経験求人を探せる?

もっとも安全で効率的な方法は、未経験向けの転職支援に特化したエージェントを活用することです。

理由はその「ビジネスモデル」にあります。
転職エージェントは、私たち求職者は基本的に無料で使えます。エージェントは転職者に時間を使いますが、私たちが直接エージェントに報酬を払うことありません。

転職エージェントのクライアントは企業です。エージェントは企業へ人材を紹介し、採用が決まった際に紹介料を支払います。

三十路フリ太郎
三十路フリ太郎

じゃあブラック企業でも採用されればOK?

ともふみ
ともふみ

紹介した求職者が短期離職した場合、紹介料を返還しなければいけません。

もし求職者が短期離職をした場合、紹介料を払い戻しする返戻制度を設けている会社が大半です。

つまり転職エージェントにとって、明らかなブラック企業に求職者を紹介することは、短期離職のリスクが高く、あまり賢いやり方とは言えません。

【未経験者におすすめの転職エージェント3選】

サービス名 特徴
オカネコ転職 第二新卒・未経験転職・フリーターからの正社員就職を手厚くサポートする転職エージェント。履歴書や職務経歴書の作成代行が可能。
転職エージェントナビ
「紹介されたエージェントと話が合わない」などの不満があれば 担当カウンセラーが間に入り、場合によっては別のエージェントを追加紹介してくれる。
20代フリーター向け転職サポート【転職スクール】
必ず内定出してほしいので、希望あれば受ける会社一社一社に対して面接対策を行う。 「面接対策の時にイメージを伝えたら言語化・文章化してもらってすごく助かった」という声多い。 書類通過率92.2%、内定率82.7%。

 

未経験歓迎は「入り口」であって「ゴール」ではない

未経験歓迎求人は、人生を変えるチャンスでもあり、危険な落とし穴でもあります。

重要なのは、

  • その求人が自分に合っているかどうか
  • 企業がどれだけ教育・サポートしてくれるか
  • 誰かに相談できる環境があるか

を冷静に見極めることです。

不安な方は、ぜひ転職エージェントを活用しながら、一歩ずつキャリアを築いていきましょう。

 

ともふみ

現役新聞記者。
大学卒業後、舞台俳優やロックバンドの道に。コロナ禍を機に仕事がなくなり、ただのフリーターになる。30歳を迎える2021年、一念発起して正社員として働く道へ。
ブラック企業2社を経て、現職に就く。

大企業の社長へのインタビューや、採用担当者、広報担当者から得た働く現場の声を皆さんにお届け。
職歴のないアラサーへ向け、人生を取り戻す術を発信する。

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