
転職転職って言うけど、本当に今がいいの?

フリ太郎よ、今が絶好期と言えるデータがたくさんある。
数字と世間の流れを見て、それから判断しておくれ。
はじめに
「正社員って未経験の自分には無理かも…」と考えていませんか? しかし今、日本の労働市場は過去にない“売り手市場”に突入しています。
実際に2024年、正社員として転職した人の数が過去最多となり、企業の採用ニーズがかつてなく高まっています。さらに総務省統計局の最新データでは、転職市場の活発化が明らかになっており、フリーターや未経験者にとっても絶好のチャンスが訪れています。
本記事では、日経新聞の報道や総務省統計局が発表している2024年度「労働力調査」など、信頼性の高いデータをもとに、なぜ“今”が未経験者にとってチャンスなのか、どう動くべきかをわかりやすく解説します。
数字で見る、転職の絶好期である根拠
巷のサイトでは「転職は今がチャンス!」などと宣うことが多いですが、いわゆる「ソースは?」状態。
私も今は職を見直すタイミングとして適切だと思いますが、その根拠を数字を用いながら紹介していきます。
① 日経新聞:正社員転職者、2024年に“過去最多”の99万人
日経新聞が3月に発表したデータによると、2024年に正社員の転職数が約99万人となり、過去最多を記録しました。
これは「正社員から正社員への転職」をした人の数であり、若年層を中心に賃金アップやキャリア形成を目的とした転職が増加していることを示しています。
企業側も優秀な人材を確保したいというニーズが強く、「経験者に限らず、意欲ある未経験者を採用したい」という動きも加速しています。
特に中小企業では、人手不足が深刻で、ポテンシャル採用にシフトしているケースが目立ちます。
② 総務省「労働力調査 2024年度データ」から見える兆し
2025年4月に発表された「労働力調査(基本集計)」によれば、2024年度に転職した人の数は331万人。前年比で0.9%増となり、これで3年連続の増加です。
転職率は5.1%。15〜24歳の若年層に至っては転職率が10%を超えており、これまでにないほど活発な転職市場となっています。
このデータは、「転職するのが当たり前」「未経験でもステップアップを目指す人が増えている」社会の変化を示しています。
さらに言うと、転職サイトを運営する企業はかなり儲かっているでしょう。また参入障壁もそこまで高くないため、玉石混交の時代になっていると感じます。
我々利用者は転職サイトに登録し、利用すること自体はそこまでリスクがあることではありませんが、それでも無駄な時間やストレスを軽減するため、利用する転職サービスは極力絞ることをおすすめします。
③ “売り手市場”を裏付ける求人倍率
売り手市場かどうかを測る指標の一つが「有効求人倍率」です。これは求職者1人に対して何件の求人があるかを示す数字で、1.0を超えていれば求人の方が多い状態です。
厚生労働省の統計によると、2024年度の有効求人倍率は1.25倍。正社員に絞っても1.05倍と、企業は人手確保に苦戦していることが分かります。
特に人手不足が深刻な業界(例:介護・物流・建設・外食・IT・営業職など)では、「未経験歓迎」「学歴不問」「人物重視」の求人が増えており、フリーターやブランクのある人にも間口が広がっています。
なぜ“今”動くべきなのか?
人手不足のいま、企業は「経験」よりも「意欲」や「ポテンシャル」を重視する傾向が強くなっています。
これは、働き方改革や定年の延長による影響で、企業が多様な人材活用に積極的になっていることが背景にあります。
さらに、近年は第二新卒や既卒、フリーターといった「非正規・未経験層」に対するサポート体制も整ってきました。就職支援エージェントやオンラインキャリア講座など、昔よりもずっと多くのチャンスと手段があります。
また採用する企業の想いとしては、一度入社したら長く働いて欲しいのです。
長く働いてもらうためには、ある程度整備された労働環境や、最低限以上の福利厚生が求められます。
つまり、大企業やその子会社を中心に、異常なまでの”高待遇”が実現しています。とにかく条件や賃金がよく、「求職者に選ばれる努力」を惜しみません。
今、業界の垣根を超えて「人材の奪い合い」が発生しているのです。
未経験者でも安心できる転職活動の進め方
「とはいえ、何から始めればいいか分からない…」という方も多いでしょう。
そんなときは、転職エージェントを活用するのが最も効率的です。
転職エージェントのメリット:
- 履歴書・職務経歴書の添削サポート
- 未経験歓迎の求人を紹介してくれる
- 面接対策・模擬面接の実施
- 企業との調整や交渉も代行してくれる
今すぐ始めるアクションプラン
- まずは無料でエージェントに登録する
- 自分の強みや興味を整理する(自己分析)
- 求人紹介・書類添削・面接対策を受ける
- 気になる求人に積極的に応募してみる
- 実際に面接を受けて、雰囲気をつかむ
最初の一歩を踏み出すことで、見える景色は必ず変わります。
まとめ:いま動く人が“未来”を手にする
- 正社員転職者は99万人で過去最多(日経新聞)
- 総務省の労働力調査でも、転職者数は331万人と過去最高水準
- 有効求人倍率も1.25倍で“売り手市場”が続く
- 企業は未経験者にもチャンスを広げている
「正社員は無理だろう」「この歳じゃ遅い」──そんな思い込みこそが、あなたの可能性を狭めてしまいます。
いまは、未経験・フリーターでも正社員を目指せる“チャンスの時代”。ぜひこのタイミングを逃さず、未来に向けた一歩を踏み出してください。
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